明盲(読み)あきめくら

精選版 日本国語大辞典 「明盲」の意味・読み・例文・類語

あき‐めくら【明盲】

〘名〙
外見は物が見えるようでいて、実は見えない目を言った語。また、その人。
咄本・笑長者(1780)日まち「いろいろさまざまの事をすれども、いつもてまへばかりわらひ、さきの男は少しもわらはぬゆへ、よくよくかほをみれば、あきめくらさ」
文字の読めない人、学問教養のない人や、見えていても物の存在本質に気づかない人を言った語。

あき‐じり【明盲】

〘名〙 「あきじい(明盲)」の変化した語。〔和玉篇(15C後)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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