日本歴史地名大系 「明窓院」の解説 明窓院めいそういん 島根県:飯石郡赤来町下赤名村明窓院[現在地名]赤来町下赤名下市(しもいち)の東側にある。良田山と号し、曹洞宗。本尊聖観音。開基は瀬戸山(せとやま)城主赤穴右京亮幸清の室と伝え、宝徳三年(一四五一)周防国都濃(つの)郡長穂(ながほ)村(現山口県徳山市)龍文(りゆうもん)寺四世須益が創立。京楽院徳有が当院に帰依したといわれ、その墓が残る。広瀬藩領奥飯石(おくいいし)二四ヵ村の祈願所で、大般若経の転読料として藩主から玄米二石四斗を下付され、本堂修繕費用は各村に割当てられていた(赤来町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by