星ヶ城山(読み)ほしがじょうさん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「星ヶ城山」の意味・わかりやすい解説

星ヶ城山
ほしがじょうさん

「星ヶ城」ともいう。香川県小豆(しょうど)島のほぼ中央にある山。島の最高峰で、816メートル。基盤の花崗(かこう)岩の上に硬い安山岩がのったなだらかな山頂が侵食され、星型に残ったことからこの名がある。瀬戸内海国立公園景勝地の一つで、頂上からは雄大な内海島々パノラマが楽しめる。南北朝時代に南朝方佐々木信胤(のぶたね)が拠(よ)った星ヶ城跡(県の史跡)がある。

[稲田道彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の星ヶ城山の言及

【小豆島】より

…行政的には西方の豊島(てしま)などとともに小豆(しようず)郡(1989年の人口4万2228)をなし,内海(うちのみ),土庄(とのしよう),池田の3町に分かれる。最高峰は星ヶ城山(817m)で,その西側には美しの原と呼ばれる標高約700mの平たんな台地が広がる。これらはメーサ型の開析溶岩台地で,花コウ岩の上に讃岐岩質安山岩が厚くおおい,台地周辺は急崖をなして一部は銚子渓のような景勝地をつくっている。…

※「星ヶ城山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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