星野光(読み)セイヤコウ(その他表記)integrated starlight

デジタル大辞泉 「星野光」の意味・読み・例文・類語

せいや‐こう〔‐クワウ〕【星野光】

夜天光の一。星や星雲の光の集まり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「星野光」の意味・わかりやすい解説

星野光 (せいやこう)
integrated starlight

夜天光の一成分で,星の集積光。星野光の明るさは天球上の位置によって異なり,通常は空の1°四方の中のすべての星の明るさの総和を,10等星の個数単位S10)に換算して表す。銀河中心の方向は約1000S10,銀河両極付近は35S10である。星野光の主要部分は肉眼で見えない10~13等星からの光で,肉眼星の集積光は全体の10%程度である。星野光の分布は,銀河構造の解明の一つの手がかりとなる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「星野光」の意味・わかりやすい解説

星野光【せいやこう】

夜天光のうち星の光によるもの。ふつう空の1°×1°四方の中のすべての星の明るさの総和を10等星の個数に換算し,S1(/0)を単位として表す。星野光の明るさは天球上の位置によって異なり,たとえば銀河中心の方向では約1000S1(/0)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android