春名和雄(読み)ハルナ カズオ

20世紀日本人名事典 「春名和雄」の解説

春名 和雄
ハルナ カズオ

昭和・平成期の実業家 元・丸紅社長。



生年
大正8(1919)年3月15日

没年
平成14(2002)年3月3日

出生地
神奈川県横浜市

出身地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
東亜同文書院〔昭和15年〕卒

主な受賞名〔年〕
ブラジル南十字星勲章〔昭和63年〕,ベルギー王冠勲章コマンドール章〔昭和63年〕,マダラの騎士勲章(ブルガリア)〔平成8年〕,勲二等旭日重光章〔平成11年〕,ペルー大十字勲章〔平成11年〕

経歴
昭和15年大同貿易(丸紅の前身)入社。主に食糧畑を歩き、丸紅欧州支配人ロンドン支店長、43年取締役、47年常務、50年専務、54年副社長を経て、58年社長、62年〜平成9年会長。経済界きっての中国通で知られ、中国との様々な商談を手掛け、丸紅の対中ビジネスの礎を築いた。また、アジアを中心とする海外と日本との橋渡し役として昭和60年から日本ペルー石油社長、平成3〜11年日中経済協会副会長、日本ペルー経済委員会委員長を務めるなど、数多くの国際会議やミッションに参加し、交流に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春名和雄」の解説

春名和雄 はるな-かずお

1919-2002 昭和後期-平成時代の経営者
大正8年3月15日生まれ。昭和15年大同貿易(のち大建産業)に入社,24年丸紅にうつる。欧州支配人などをつとめ,43年取締役。専務,副社長としてロッキード事件後の信用回復につとめ,58年社長,62年会長。平成14年3月3日死去。82歳。兵庫県出身。東亜同文書院卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android