春宵一刻価千金(読み)しゅんしょういっこくあたいせんきん

精選版 日本国語大辞典 「春宵一刻価千金」の意味・読み・例文・類語

しゅんしょう【春宵】 一刻(いっこく)価千金(あたいせんきん)

  1. ( 蘇軾の「春夜詩」にある「春宵一刻直千金、花有清香月有陰」から ) 花は盛りで月はおぼろ、しかも気候の快い春の夜は、そのひとときが千金にあたいするように思われるということ。
    1. [初出の実例]「春宵一刻あたひ千金、花に清香、月にかげ。げに千金にも代へじとは、今この時かや」(出典:光悦本謡曲・田村(1428頃))

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ことわざを知る辞典 「春宵一刻価千金」の解説

春宵一刻価千金

おぼろ月夜に花が咲き乱れ、気候も温暖な春の宵は、そのひとときが千金にも値するほどすばらしい。春の夜の美しさ、心地よさをいう。

[解説] 蘇軾の詩「春夜」の一節

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