デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春琴・佐助」の解説 春琴・佐助 しゅんきん・さすけ 谷崎潤一郎の小説「春琴抄」の主人公。大阪の薬種商鵙(もず)屋の娘琴は盲目の美女で春琴の芸名をもつ地歌の師匠。鵙屋の奉公人で付き添いの佐助は,同時に春琴の従順な夫でもある。春琴が人のうらみで顔に大火傷をおうと,その無惨な顔がみえないように,自分の眼をついて盲目となる。小説は昭和8年「中央公論」に発表。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例