昨日の淵は今日の瀬(読み)キノウノフチハキョウノセ

デジタル大辞泉 「昨日の淵は今日の瀬」の意味・読み・例文・類語

昨日きのうふち今日きょう

古今集・雑下の「世の中は何か常なる飛鳥川あすかがわ昨日の淵ぞ今日は瀬になる」から》「明日は淵瀬」に同じ。
[類語]昨日の花は今日の夢昨日のつづれ今日の錦昨日の敵は今日の友

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精選版 日本国語大辞典 「昨日の淵は今日の瀬」の意味・読み・例文・類語

きのう【昨日】 の 淵(ふち)は今日(きょう)の瀬(せ)

  1. 昨日まで淵であった所でも、一夜で流れがかわって今日は瀬になってしまうことがあること。人の世のさだめないことのたとえ。昨日の花は今日の夢。
    1. [初出の実例]「世中はなにかつねなるあすかがはきのふのふちぞけふはせになる〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑下・九三三)

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ことわざを知る辞典 「昨日の淵は今日の瀬」の解説

昨日の淵は今日の瀬

昨日まで深い淵であった所でも、水の流れが変わると浅い瀬になってしまう。人の世の変転さだめないことのたとえ。

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