昼下(読み)ひるさがり

精選版 日本国語大辞典 「昼下」の意味・読み・例文・類語

ひる‐さがり【昼下】

〘名〙
正午を過ぎた頃。午後一~二時頃。
俳諧・新続犬筑波集(1660)一〇「やつのみみきく神はおそろし ひるさかり花みるそらのいなびかり〈貞徳〉」
② 転じて、間食のほしい時分。腹のへった頃。空腹。
※浄瑠璃・日本振袖始(1718)三「余り笑ふて胸先もひるさがり」
③ (形動) =ひるすぎ(昼過)
④ (形動) =ひるすぎ(昼過)
※俳諧・千代見草(1692)「身の富は日の出齢は昼下り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android