昼盗人(読み)ヒルヌスビト

デジタル大辞泉 「昼盗人」の意味・読み・例文・類語

ひる‐ぬすびと【昼盗人】

昼間、盗みをする者。
「こは―の入りにたるにこそありけれ」〈今昔二九・四〉
良民のような顔をして悪事を働く者。
「書き出し請けて済まさぬは…―に同じ」〈浮・胸算用・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昼盗人」の意味・読み・例文・類語

ひる‐ぬすびと【昼盗人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昼間、盗みを働く者。
    1. [初出の実例]「此は昼盗人の入にたるにこそ有けれと思て」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)
  3. 良民のような顔をして悪事を働く者。
    1. [初出の実例]「軍平腹立胸をすへかねて妙春をよひ立世の昼盗(ヒルヌス)人とはおのれが事なり」(出典浮世草子武道伝来記(1687)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む