普遍救済説(読み)ふへんきゅうさいせつ(その他表記)Universalism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普遍救済説」の意味・わかりやすい解説

普遍救済説
ふへんきゅうさいせつ
Universalism

神の普遍的な父性と愛を強調し,すべての魂の救済を信じる教説。死後の世界での罰は,魂が浄化され,神の前で永遠の生にふさわしくなるまでの間に限られるとする。キリスト教史上たびたびみられるが,後世に最も大きな影響を与えたのはアレクサンドリアのオリゲネスである。組織的な運動は 18世紀中葉アメリカで始り,イギリスから移住した J.マレーによって進展した。彼はカルバン主義を緩和したが,18世紀末にカルバン主義を拒否する H.バルーが指導者となり,神についてのユニテリアン派の考えが導入された。以後アメリカ・ユニバーサリスト教会と,アメリカ・ユニテリアン協会との立場の共通性が認識され,1961年ユニテリアン・ユニバーサリスト協会が結成された。

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