暁月夜(読み)アカトキヅクヨ

デジタル大辞泉 「暁月夜」の意味・読み・例文・類語

あかとき‐づくよ【月夜】

あかつきづくよ」に同じ。
しぐれ降る―紐解かず恋ふらむ君と居らましものを」〈・二三〇六〉

あかつき‐づくよ【暁月夜】

夜明け方に出ている月。有明の月。あかときづくよ。
「夜深き―の、えもいはずりわたれるに」〈賢木

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精選版 日本国語大辞典 「暁月夜」の意味・読み・例文・類語

あかつき‐づくよ【暁月夜】

  1. 〘 名詞 〙 暁に月の残っている空のさま。また、その月。有明の月。あかつきづきよ。あかときづくよ。⇔夕月夜
    1. [初出の実例]「くもれるくもなくなりて、あかつきづくよいとおもしろければ」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月一七日)

あかとき‐づくよ【暁月夜】

  1. 〘 名詞 〙 「あかつきづくよ」の古形
    1. [初出の実例]「しぐれ零(ふ)る暁月夜紐解かず恋ふらむ君と居らましものを」(出典万葉集(8C後)一〇・二三〇六)

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