(読み)けん

精選版 日本国語大辞典 「暄」の意味・読み・例文・類語

けん【暄】

  1. 〘 名詞 〙 あたたかいこと。とくに気候があたたかいこと。〔劉峻‐広絶交論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「暄」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] ケン
[字訓] あたたか

[字形] 形声
声符は宣(せん)。宣に喧・(けん)の声がある。〔玉〕に「春なり」とあり、温暖の意。

[訓義]
1. あたたか、日があたたかい。
2. 晩春、晩春の暖かさ。

[古辞書の訓]
名義抄〕暄 アタタカ・アタタケシ 〔字鏡集〕暄 アツシ・アタタカ・ハルノクレ

[熟語]
暄燠・暄寒・暄気暄煦・暄・暄新暄霽暄暖暄熱暄風暄涼暄和
[下接語]
移暄・花暄・寒暄・気暄・春暄・墻暄・晴暄・長暄・朝暄・冬暄・微暄・負暄・風暄・余暄・流暄・涼暄

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android