精選版 日本国語大辞典 「晩春」の意味・読み・例文・類語
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日本映画。1949年(昭和24)、小津安二郎(おづやすじろう)監督。原作は広津和郎(ひろつかずお)。大学教授の周吉(笠智衆(りゅうちしゅう))は婚期を逃しかけている娘紀子(原節子(はらせつこ))の結婚を望むが、彼女にその気はない。そこで周吉は再婚するという嘘をついて娘を結婚させる。第二次世界大戦前の小津は庶民を描くことを得意とし、高い評価を得ていた。だが本作の世界は製作当時の貧しい社会状況と隔絶しており、これ以降の小津作品は比較的豊かな家庭を描く傾向に変わっていく。また、原節子は小津作品で重要な位置を占める女優であるが、原にとって本作が小津作品への初出演となる。小津の作品歴における転換点といえる作品であり、彼の戦後の傑作群の先駆けとなる作品である。
[石塚洋史]
『『世界の映画作家31 日本映画史』(1976・キネマ旬報社)』▽『『映画史上ベスト200シリーズ 日本映画200』(1982・キネマ旬報社)』▽『高橋治著『絢爛たる影絵――小津安二郎』(1982・文芸春秋)』▽『佐藤忠男著『日本映画史2、3、4』増補版(2006・岩波書店)』▽『猪俣勝人・田山力哉著『日本映画作家全史 上』(社会思想社・現代教養文庫)』▽『文芸春秋編『日本映画ベスト150――大アンケートによる』(文春文庫ビジュアル版)』▽『浜野保樹著『小津安二郎』(岩波新書)』▽『佐藤忠男著『完本 小津安二郎の芸術』(朝日文庫)』
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…茂原英雄によるトーキー技術の開発を待ってサイレントを撮り続けたが,《一人息子》(1936)で音響の世界に接し,大船の新撮影所で,新たなカメラマン厚田雄春とともに《戸田家の兄妹》(1941)や《父ありき》(1942)で〈小津調〉を確立。戦後は笠智衆と原節子とを主演に迎えた《晩春》(1949),《麦秋》(1951),《東京物語》(1953)が名高いが,いずれも野田高梧との共同脚本。カラー時代に入っての《彼岸花》(1958)や《秋日和》(1960)では物語性が極度に希薄となり純粋な抽象性に近づくが,同時にかつての大学生が会社重役や大学教授となって登場してナンセンス喜劇の味を回復する。…
※「晩春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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