暇乞い(読み)イトマゴイ

デジタル大辞泉 「暇乞い」の意味・読み・例文・類語

いとま‐ごい〔‐ごひ〕【暇乞い】

[名](スル)
別れを告げること。別れの言葉。「故郷に帰りますので暇乞いに参りました」
ひまをくれるように願い出ること。「主人暇乞いする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暇乞い」の意味・読み・例文・類語

いとま‐ごい‥ごひ【暇乞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひまをくれるように願い出ること。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 別れを告げること。別れのあいさつをすること。また、そのあいさつ。
    1. [初出の実例]「『いざや、今一度母を見たてまつらん』とて、いとまごひにぞいでける」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)
  4. 別れること。別離最後
    1. [初出の実例]「若しも行かねば絶体絶命、是が暇乞にならうも知れぬ」(出典:浄瑠璃・関取千両幟(1767)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む