暇乞い(読み)イトマゴイ

デジタル大辞泉 「暇乞い」の意味・読み・例文・類語

いとま‐ごい〔‐ごひ〕【暇乞い】

[名](スル)
別れを告げること。別れの言葉。「故郷に帰りますので暇乞いに参りました」
ひまをくれるように願い出ること。「主人暇乞いする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暇乞い」の意味・読み・例文・類語

いとま‐ごい‥ごひ【暇乞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひまをくれるように願い出ること。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 別れを告げること。別れのあいさつをすること。また、そのあいさつ。
    1. [初出の実例]「『いざや、今一度母を見たてまつらん』とて、いとまごひにぞいでける」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)
  4. 別れること。別離最後
    1. [初出の実例]「若しも行かねば絶体絶命、是が暇乞にならうも知れぬ」(出典:浄瑠璃・関取千両幟(1767)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む