暗ます(読み)くらます

精選版 日本国語大辞典 「暗ます」の意味・読み・例文・類語

くらま・す【暗・晦】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 暗くする。見えないようにする。わからないようにする。見つからないように身をかくす。
    1. [初出の実例]「皆迹をくらまし、名を隠して山にはいり」(出典:史記抄(1477)一一)
    2. [その他の文献]〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. ごまかす。たぶらかす。
    1. [初出の実例]「衆生は无明に冥(クらマサ)れて、煩悩の果を見ず」(出典:東大寺本大般涅槃経平安後期点(1050頃)一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android