曇らふ(読み)クモラウ

デジタル大辞泉 「曇らふ」の意味・読み・例文・類語

くもら◦う〔くもらふ〕【曇らふ】

[連語]《動詞「くも(曇)る」の未然形反復継続の助動詞」。上代語》空一面に曇る。
「はなはだも降らぬ雪故こちたくも天つみ空は―◦ひにつつ」〈・二三二二〉

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精選版 日本国語大辞典 「曇らふ」の意味・読み・例文・類語

くもら‐・う‥ふ【曇う】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「くもる(曇)」の未然形に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの ) 一面に曇る。曇りに曇る。
    1. [初出の実例]「はなはだも降らぬ雪ゆゑこちたくも天つみ空は陰相(くもらひ)につつ」(出典万葉集(8C後)一〇・二三二二)

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