曇摩流支(読み)どんまるし(英語表記)Dharmaruci

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曇摩流支」の意味・わかりやすい解説

曇摩流支
どんまるし
Dharmaruci

西域出身の僧。律蔵を学んだが,弘始7 (405) 年に中国長安に来て,鳩摩羅什 (くまらじゅう) とともに『十誦律』の翻訳にたずさわった。ほか同名異人で南インドの生れで,中国に来て景明2 (501) 年より洛陽白馬寺経典の翻訳に従事した僧がいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android