曇摩流支(読み)どんまるし(その他表記)Dharmaruci

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曇摩流支」の意味・わかりやすい解説

曇摩流支
どんまるし
Dharmaruci

西域出身の僧。律蔵を学んだが,弘始7 (405) 年に中国長安に来て,鳩摩羅什 (くまらじゅう) とともに『十誦律』の翻訳にたずさわった。ほか同名異人で南インドの生れで,中国に来て景明2 (501) 年より洛陽白馬寺経典の翻訳に従事した僧がいる。

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