精選版 日本国語大辞典 「鳩摩羅什」の意味・読み・例文・類語
くまらじゅう クマラジフ【鳩摩羅什】
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344~413
五胡十六国時代の仏僧。父はインド人,母は亀茲(きじ)(クチャ)王の妹。前秦の遠征軍につれられて涼州に至り,後秦が後涼を征服したのち,長安にきて布教に従った。特に中国初期の訳経僧として名高い。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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…中国六朝時代の仏典翻訳家。漢名の鳩摩羅什(くまらじゆう)はサンスクリット名クマーラジーバの音写で,羅什ともいう。インド人僧を父に,亀茲(きじ)国王の妹を母に西域に生まれる。…
…150ころ‐250ころ)の著とされるが,疑問も呈されている。サンスクリット原典はなく,クマーラジーバ(鳩摩羅什)による漢訳のみ現存する。17巻35品よりなり,《華厳経》の一部である〈十地品〉の注釈である(〈十住〉は〈十地〉に対するクマーラジーバの訳語)。…
…ハリバルマンHarivarman(訶梨跋摩(かりばつま),250ころ‐350ころ)著。サンスクリット原典はなく,クマーラジーバ(鳩摩羅什)による漢訳(411‐412)のみ現存。16巻または20巻で,5聚202品よりなる。…
※「鳩摩羅什」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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