曲【ろく】(読み)きょくろく

百科事典マイペディア 「曲【ろく】」の意味・わかりやすい解説

曲【ろく】【きょくろく】

円椅(えんい),交椅の俗称鎌倉時代に宋よりもたらされた。室町〜近世初期にかけて茶会などで盛んに使われたが,江戸時代以降は法要などで導師が用いるようになった。曲がった木材を交差させ,折りたたみ式で座部に革を張り,朱・黒塗が多い。蒔絵(まきえ)を施したものもある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曲【ろく】」の意味・わかりやすい解説

曲ろく
きょくろく

僧侶の用いる椅子一種。円椅,交椅ともいう。木製,朱・黒塗りで肘掛けと背板半円形。床は革を用い,前に踏み台がつく。鎌倉時代頃から主として禅宗寺院で法要の際に導師が用いたが,のち浄土宗にも取入れられた。

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