デジタル大辞泉
「背板」の意味・読み・例文・類語
せ‐いた【背板】
1 腰掛けなどの、人の背が当たる部分に取り付けられた板。また、戸棚や本棚などの、背面に取り付けられた板。
2 材木から角材や板をとった残りの、片面に丸みのある板。
3 「背負い子」に同じ。
4 鎧の腹巻の背中の引き合わせのすきまをふさぐために当てるもの。臆病板。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せ‐いた【背板】
- 〘 名詞 〙
- ① 材木から角材や板をとった残りの、片面に木のまるみのある板。
- [初出の実例]「桐の木の脊板も娵の道具也」(出典:雑俳・柳多留‐五五(1811))
- ② 腰かけなどで、人の背があたる部分。
- ③ 荷物を背負うために、背にあてる板。背負子(しょいこ)。
- [初出の実例]「私共は雪を掘って薪を引き出すと、雪の上に背板を並べて荷造りした」(出典:綿(1931)〈須井一〉二)
- ④ 背割り具足の背面中央の引合(ひきあわせ)の空隙をふさぐもの。おくびょういた。
- [初出の実例]「腹巻は背にて合する故背板有り」(出典:随筆・貞丈雑記(1784頃)一一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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