曲道(読み)きょくどう

精選版 日本国語大辞典 「曲道」の意味・読み・例文・類語

きょく‐どう ‥ダウ【曲道】

〘名〙
能楽で、芸曲の道すじ。曲の正しい演じ方。
至花道(1420)二曲三体の事「童形より習ひ覚えつる舞歌の二曲を、品々にわたして事をなすならでは、別の曲道(キョクダウ)の習ひ事あるべからず」
② 曲がりくねった道。
明六雑誌‐二五号(1874)政教の疑余〈阪谷素〉「論を論ずる者を迂濶とするは神経の乱れし者直路を曲道として小径を度るに同じく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android