デジタル大辞泉 「書き遣る」の意味・読み・例文・類語 かき‐や・る【書き▽遣る】 [動ラ四]1 手紙などを書いて送る。「いかではるばると―・り給ふらむ」〈源・浮舟〉2 すらすらと書き進める。「涙のこぼるるを、袖のいとまなく、え―・り給はず」〈源・御法〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「書き遣る」の意味・読み・例文・類語 かき‐や・る【書遣】 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙① 手紙などを書いて、先方へやる。書き送る。[初出の実例]「例よりも人しげきまぎれに、いかではるばるとかきやり給ふらん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)② すらすらと書き進める。よどみなく書き終わる。[初出の実例]「えもかきやらで泣き給はば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例