先方(読み)サキカタ

デジタル大辞泉の解説

さき‐かた【先方】

相手の人。相手方。せんぽう。

さき‐がた【先方】

ちょっと前の時。さっき。先ほど。
「―顔を覚えた客」〈緑雨油地獄

せん‐ぽう〔‐パウ〕【先方】

さきの方。向こう。「先方の山」
相手方(がた)。「先方の意向を聞く」⇔当方

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大辞林 第三版の解説

さきかた【先方】

(取引や交渉などの)相手。せんぽう。

せんぽう【先方】

相手の人。相手方。 ⇔ 当方 「 -の意向」
先のほう。むこう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

さき‐かた【先方】

〘名〙 相手の人。相手かた。せんぽう。
※評判記・色道大鏡(1678)一五「養子につかわして、其先方(サキカタ)より縁をもとむるぞといひふくめてをくる」

さき‐がた【先方】

〘名〙 時間的にほんの少し前。ちょっと前。さっき。
※油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉三「先刻(サキガタ)顔を覚えた客だと思えば其処が商売で」

さき‐しがた【先方】

〘名〙 (「し」はもと強めの助詞) ほんのちょっと前。さっきしがた
※搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉にほひ「東京へ行って、先(サキ)し方(ガタ)(けへ)って来ただよ」

せん‐ぽう ‥パウ【先方】

〘名〙 相手の人。相手方。また、さきの方。むこう。前方。〔運歩色葉(1548)〕
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三「更に先方(センパウ)へ尋ねていって」

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