書分(読み)かきわけ

精選版 日本国語大辞典 「書分」の意味・読み・例文・類語

かき‐わけ【書分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 区別して書くこと。
    1. [初出の実例]「ひらりしゃらりのかすり墨生娘(きむすめ)遊女手かけ者。後家尼人の女房まで段々のかき分は、わたしが家の伝授ごと」(出典浄瑠璃嫗山姥(1712頃)二)
  3. 配分結果を記すこと。また、そのもの。処分状。
    1. [初出の実例]「仍為後代亀鏡、所書分之状如件」(出典:高野山文書‐正嘉三年(1259)三月・福得房有包田地充文)
    2. 「によしゆつりの地たらは、たとひおほくのとしをふるといふとも、かきわけのもんこんにしさいなくは、そうりゃうへかへし付へきなり」(出典:塵芥集(1536)一三五条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む