書分(読み)かきわけ

精選版 日本国語大辞典 「書分」の意味・読み・例文・類語

かき‐わけ【書分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 区別して書くこと。
    1. [初出の実例]「ひらりしゃらりのかすり墨生娘(きむすめ)遊女手かけ者。後家尼人の女房まで段々のかき分は、わたしが家の伝授ごと」(出典浄瑠璃嫗山姥(1712頃)二)
  3. 配分結果を記すこと。また、そのもの。処分状。
    1. [初出の実例]「仍為後代亀鏡、所書分之状如件」(出典:高野山文書‐正嘉三年(1259)三月・福得房有包田地充文)
    2. 「によしゆつりの地たらは、たとひおほくのとしをふるといふとも、かきわけのもんこんにしさいなくは、そうりゃうへかへし付へきなり」(出典:塵芥集(1536)一三五条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む