書曲村(読み)かいまげむら

日本歴史地名大系 「書曲村」の解説

書曲村
かいまげむら

[現在地名]九重町松木まつぎ 書曲

松木村の南西方、玖珠川右岸にあり、村の西部で松木川が合流する。府内・日田往還が通る。中世飯田はんだ郷の内としてみえる。慶長四年(一五九九)の玖珠郡飯田郷書曲村名寄帳(佐伯藩政史料)に「かいまけ村」とみえ、田方二三一石余・畑方七二石余で、田方分は米高、畑方分は米と等価扱いの大豆高。名請人のうち村内百姓分が高一三三石余で、大畠おばたけ(帆足村)中島なかじま(南大隅村)大隈おおくま村・岩室いわむろ(現玖珠町)二日市ふつかいち(松木村)などからの入作百姓分が八〇石余、ほかは失人分となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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