ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「書画一致論」の意味・わかりやすい解説 書画一致論しょがいっちろんshu-hua yi-zhi-lun 中国において,書と絵画とは起源を同じくし,筆法が共通するという考え方に基づき,書と絵画は本質的に同一の内容をもつとする論。盛唐時代,呉道子を中心に著しい発達をみた絵画芸術が,漢代以降発達していた書に匹敵するという思想に根ざしている。さらに北宋末,文人画家が輩出すると,書と絵画はともに人格の表現であり,人格を直接的に表わすという考え方に発展した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by