最上川舟唄(読み)モガミガワフナウタ

デジタル大辞泉 「最上川舟唄」の意味・読み・例文・類語

もがみがわ‐ふなうた〔もがみがは‐〕【最上川舟唄】

山形県民謡最上川船頭たちがうたった舟唄

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精選版 日本国語大辞典 「最上川舟唄」の意味・読み・例文・類語

もがみがわ‐ふなうたもがみがは‥【最上川舟唄】

  1. 山形県の民謡。最上川の船頭たちがうたった舟唄。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「最上川舟唄」の意味・わかりやすい解説

最上川舟唄
もがみがわふなうた

山形県西村山郡大江町左沢(あてらざわ)の新民謡。1936年(昭和11)9月、NHK仙台局が「最上川を下る」という番組を企画、左沢の詩人渡辺国俊に「最上川舟唄」を依頼した。しかしこれに該当するものがないため、同地の民謡家後藤岩太郎とつくることを計画。柴橋(しばはし)村(現寒河江(さがえ)市)中郷の船頭後藤作太郎から教わった掛け声と、左沢の船頭後藤与三郎の母親が覚えていた『松前くずし』という船頭仲間の流行(はやり)唄を組み合わせて、今日の『最上川舟唄』の曲をまとめあげた。歌詞は、渡辺国俊が1932年に近所の船頭の女房佐藤やす(当時72歳)から聞いておいたものを元に手を加え、今日の形にまとめあげた。そして後藤岩太郎の唄で初放送し、以来全国的に知られるようになった。

竹内 勉]

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