月の出羽路(読み)つきのいでわじ

日本歴史地名大系 「月の出羽路」の解説

月の出羽路
つきのいでわじ

二五巻 菅江真澄

分類 地誌

解説 「月の出羽路・仙北郡」と「月の出羽路・河辺郡」がある。仙北郡分は文政九年五月起筆、同一二年九月までかけて編纂。町村ごとにまとめられるが、真澄が完成をまたずに病没したため、郡北部は未調のまま残された。集落地名・家数・住民数を現地で確かめ、享保年間から文政年間の変動をとらえている。河辺郡分は文政六年頃、久保田書斎執筆。久保田近郊の二井田・目長田・桜村などは文化一二年の実地探訪の成果による。

活字本 菅江真澄全集七、八

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android