月兎(読み)げっと

精選版 日本国語大辞典 「月兎」の意味・読み・例文・類語

げっ‐と【月兎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 月に兎(うさぎ)がいるという伝説から )
  2. 兎。月の中の兎。〔運歩色葉(1548)〕〔劉孝威‐行行且遊猟篇〕
  3. 月の異称
    1. [初出の実例]「地勢風牛雖域、天文月兎尚同光」(出典文華秀麗集(818)上・月夜言離〈桑原腹赤〉)
    2. [その他の文献]〔黄滔‐省試内出白鹿宣示百官詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android