月切(読み)つきぎり

精選版 日本国語大辞典 「月切」の意味・読み・例文・類語

つき‐ぎり【月切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一か月ごとに区切りをつけること。また、何か月かに月を限って定めること。
    1. [初出の実例]「約束いたし、月切之事候間」(出典:梅津政景日記‐慶長一七年(1612)四月四日)
  3. つきがこい(月囲)
    1. [初出の実例]「世盛を問ふせんし茶の水 いかなるか是は月切の竹柄𣏐〈任口〉」(出典:俳諧・物種集(1678))

つき‐ぎれ【月切】

  1. 〘 名詞 〙 返済期限が切れること。
    1. [初出の実例]「難儀な者にゃア利足も取らず、月ぎれなしにして置故、仏々と人にも言われ」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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