有がし(読み)あれがし

精選版 日本国語大辞典 「有がし」の意味・読み・例文・類語

あれ【有】=がし[=かし]

  1. ( ラ変動詞「あり(有)」の命令形に、助詞「かし」が付いた「あれかし」から )
  2. あってほしいものだ。してほしい。
    1. [初出の実例]「みるにあれがしと思ひ、きくに其人哉(がな)とあこがれ」(出典浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中)
  3. あればいいという気持でいること。
    1. [初出の実例]「他の失敗をあれがしに待って居(を)ることは」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android