有や無しや(読み)ありやなしや

精選版 日本国語大辞典 「有や無しや」の意味・読み・例文・類語

あり【有】 や 無(な)しや

  1. 生きているかいないか。無事でいるかどうか。
    1. [初出の実例]「名にし負はばいざ事とはむ宮こ鳥わが思ふ人はありやなしやと」(出典:伊勢物語(10C前)九)
  2. 本当であるかないか。実否
    1. [初出の実例]「ありやなしやをきかぬまは、見え奉らんもはづかし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
  3. 存在するかしないか。
    1. [初出の実例]「気はありやなしやとすびく角田川」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))
  4. あるかないかはっきりしないくらい目立たないさま。
    1. [初出の実例]「矮鶏髭(ちゃぼひげ)、貉髭(むじなひげ)、ありやなしやの幻の髭」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む