有合(読み)ありあわせ

精選版 日本国語大辞典 「有合」の意味・読み・例文・類語

あり‐あわせ‥あはせ【有合】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ありあわせる(有合)」の連用形名詞化 ) 特に準備したのではなく、ちょうどその場にあること。また、そのもの。ありあい。
    1. [初出の実例]「有合(アリアハセ)の金子三百両先(まづ)手付に相わたされ」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)一)
    2. 「御迷惑で御座いましたらう。ほんの有合(アリアハ)せで」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石塵労)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む