有喜貝塚(読み)うきかいづか

日本歴史地名大系 「有喜貝塚」の解説

有喜貝塚
うきかいづか

[現在地名]諫早市松里町

たちばな湾に臨む丘陵(標高一四―一六メートル)にある縄文時代中期を中心とする貝塚。大正一四年(一九二五)の発掘調査では石器・土器・骨角牙器・自然遺物のほか、石棺二基・人骨三体が出土。とくに貝層中の第三号人骨の左胸部第二肋骨に付着した状態で鉄鏃が発見され、先住民と鉄器を用いる勢力闘争を物語る資料として注目された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android