有氏村(読み)ありうじむら

日本歴史地名大系 「有氏村」の解説

有氏村
ありうじむら

[現在地名]久住町有氏 有氏

塔原とうのはる村の東、大船たいせん山南東麓に位置。正保郷帳に村名がみえ、朽網くたみ郷に属し、田高八七石余・畑高三五石余、茅山があり水損所の注記がある。弘化物成帳では有氏組のうち、村位は中、免六ツ四分、田一五三石余(一五町三反余)・畑五二石余(八町九反余)、屋敷三石余(三反余)で、開田一斗余(五畝余)・開畑四町四反余がある。旧高旧領取調帳では高二一一石余。文禄三年(一五九四)に入部した中川氏から当村竹下伊兵衛が有氏組千石庄屋(のち大庄屋)に任じられ、同組の中心村となった(大分県地方史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android