日本歴史地名大系 「有沢村」の解説 有沢村ありさわむら 富山県:富山市旧婦負郡・射水郡地区有沢村[現在地名]富山市有沢・有沢新町(ありさわしんまち)神通川左岸に沿い、井田(いだ)川が合流する三角地帯に位置。婦負郡に属し、西は新川(にいかわ)郡羽根(はね)村、東は神通川を有沢(ありさわ)渡で越えて新川郡布瀬(ぬのせ)村に至る。中世末期、神通川右岸に位置したとみられる当地には、土肥氏の家臣有沢氏がいたと思われる。八幡(やはた)の八幡宮に伝わる天文一三年(一五四四)閏一一月二一日付の真鍮製神楽鈴に、願主有沢才蔵主、天正六年(一五七八)と推測される五月一六日の菅屋長頼書状(土肥家記)には有沢小太郎の名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by