有間野村(読み)ありまのむら

日本歴史地名大系 「有間野村」の解説

有間野村
ありまのむら

[現在地名]飯南町有間野

下栃川(しもとちかわ)村の西、櫛田(くしだ)川の右岸にある。「源平盛衰記」元暦元年(一一八四)条に「平信兼カ伊勢国滝野ト云処ニ城廓ヲ構ヘ」と記されている。滝野(たきの)城跡は有間野にあり、当地は平氏の勢力下で、源平合戦の場ともなった。「伊勢兵乱記」に「北畠具親天正五年滝野有間野鉄中ト云処ニ取出ヲ拵ヘ楯籠ケレハ」とあり、具親が挙兵した際拠点の一つとなっていた。文禄検地帳を転記したと思われる伊勢国中御検地高帳に有間野村の名がみえ、寛永一八年(一六四一)検地帳(徳川林政史蔵)には「有間野高山村」として書上げられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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