滝野(読み)たきの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

滝野
たきの

兵庫県中南部,加東市北西部の旧町域。加古川中流域にある。 1925年町制。 1954年加茂村と合体。 2006年町,東条町の2町と合体して加東市となった。中心集落の滝野は,加古川の河床に大きい岩盤があり舟の航行を阻んだため,江戸時代は加古川水運の荷物の積替地として栄えた。 1873年水路が開かれ,そこを闘竜灘と命名,アユの筧どり (かけいどり) と呼ばれる漁の名所となっている。綿布,帆布,機械器具の工業もある。 1974年中国縦貫自動車道の滝野社インターチェンジが設置され,五峰山一帯に播磨中央公園が造成された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

滝野
たきの

兵庫県中南部、加東(かとう)郡にあった旧町名(滝野町(ちょう))。現在は加東市の北西端を占める一地区。1925年(大正14)町制施行。1954年(昭和29)加茂(かも)村と合併。2006年(平成18)滝野町は東条(とうじょう)、社(やしろ)の2町と合併して市制施行、加東市となる。中央を加古(かこ)川が南流し、旧町域の大部分は平坦(へいたん)地である。JR加古川線と国道175号が縦貫し、中国自動車道、国道372号が東西に走って滝野社(やしろ)インターチェンジがある。加古川のつくる奇勝闘竜灘(とうりゅうなだ)の東岸は、江戸時代には加古川水運の積換え地として栄え、いまも船問屋、商家群に昔のおもかげを残している。酒米で知られた播州(ばんしゅう)米の産地であるが、観光農業のブドウ・イチゴ・クリ園などが増えている。地場産業に播州織と地酒がある。中国自動車道開通など交通基盤の整備に伴い、工業団地の造成が進み、先端企業の進出もみられるようになった。五峰山(ごぶさん)光明(こうみょう)寺は6世紀末の開基と伝えられ、日本一幅善導大師自画像や国指定重要文化財の「銅製如来坐像(にょらいざぞう)」など寺宝が多い。大規模な野外ステージのある県立播磨(はりま)中央公園、加古川流域滝野歴史民俗資料館がある。[大槻 守]
『『滝野町史』全2冊(1989・滝野町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

テレワーク・デイズ

働き方改革の一環として、自宅や出先の事務スペースで勤務する「テレワーク」の一斉実施を政府が推奨する運動。2020年に東京オリンピックの開会式が予定される7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけて参加...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

滝野の関連情報