有難山の鳶烏(読み)ありがたやまのとんびからす

精選版 日本国語大辞典 「有難山の鳶烏」の意味・読み・例文・類語

ありがたやま【有難山】 の 鳶烏(とんびからす)

  1. ありがたいの意の「有難山」に、「鳶烏」を添えた語。「鳶烏」には特に意味はなく、このほか寒烏(かんがらす)」「宝心丹(ほうしんたん)」「時鳥(ほととぎす)」など種々の語を添えた。
    1. [初出の実例]「『よしよし。是は有難山のほうちんたん』と、茶づけにしてざらざら」(出典:洒落本・南閨雑話(1773)怖勤の体)
    2. 「これはありがた山のとんびからす」(出典:黄表紙・金々先生栄花夢(1775))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android