日本歴史地名大系 「朝妻寺跡」の解説 朝妻寺跡あさづまでらあと 奈良県:御所市朝妻村朝妻寺跡[現在地名]御所市朝妻朝妻集落の南側にあった古代寺院。地名に小字堂(どう)ノ脇(わき)・大門(だいもん)・堂(どう)ノ本(もと)が残る。康平六年(一〇六三)七月一五日の朝妻寺上座僧某田地売券案(法務御房初任次第紙背文書)に、朝妻寺寺田一段の所在として「一条二里十八(坪脱カ)二段」とあり、貞応二年(一二二三)の某寺手継注進状(同紙背文書)には「一 当山本堂九体阿弥陀仏聖料田一段 在同国同郡一条二里十八坪内 右券四枚之内、一枚ハ朝妻寺上座僧、為故別当」と記し、本堂には九体阿弥陀仏を安置していた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by