朝日館跡(読み)あさひたてあと

日本歴史地名大系 「朝日館跡」の解説

朝日館跡
あさひたてあと

[現在地名]志津川町 下保呂毛

水尻みずしり川沿いの標高約七〇メートルの高台に所在。「志津川村安永風土記」によると南北二五〇間・東西一五〇間。藤原秀衡支配時代には四男元良四郎高衡の居館であったが、同氏没落後は千葉氏が継承したと記す。「仙台領古城書上」「古城書立之覚」も城主を千葉大膳太夫季次とし、二の丸・三の丸の存在を記す。「気仙風土草」にも「葛西七騎の大将」の一として本吉城主千葉大膳太夫の名がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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