朝腹の丸薬(読み)アサハラノガンヤク

デジタル大辞泉 「朝腹の丸薬」の意味・読み・例文・類語

朝腹あさはら丸薬がんやく

すき腹に丸薬を飲んでも、腹の足しにならないこと。なんら益することのないたとえ。「朝腹茶漬け」などともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朝腹の丸薬」の意味・読み・例文・類語

あさはら【朝腹】 の=丸薬(がんやく)[=茶粥(ちゃがゆ)・=茶(ちゃ)の子(こ)

  1. あさはら(朝腹)に茶漬(ちゃづけ)
    1. [初出の実例]「さあまだ敵の五百や三百は朝はらのぐんやく」(出典:浄瑠璃・文武五人男(1694)二)
    2. 「かさね草履蛇の目傘位は朝腹(アサハラ)の茶(チャ)の子(コ)にもさしかけ」(出典:売卜先生糠俵後編(1778)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android