朝腹の丸薬(読み)アサハラノガンヤク

デジタル大辞泉 「朝腹の丸薬」の意味・読み・例文・類語

朝腹あさはら丸薬がんやく

すき腹に丸薬を飲んでも、腹の足しにならないこと。なんら益することのないたとえ。「朝腹茶漬け」などともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「朝腹の丸薬」の意味・読み・例文・類語

あさはら【朝腹】 の=丸薬(がんやく)[=茶粥(ちゃがゆ)・=茶(ちゃ)の子(こ)

  1. あさはら(朝腹)に茶漬(ちゃづけ)
    1. [初出の実例]「さあまだ敵の五百や三百は朝はらのぐんやく」(出典:浄瑠璃・文武五人男(1694)二)
    2. 「かさね草履蛇の目傘位は朝腹(アサハラ)の茶(チャ)の子(コ)にもさしかけ」(出典:売卜先生糠俵後編(1778)下)

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