20世紀日本人名事典 「木下克己」の解説 木下 克己キノシタ カツミ 昭和期の洋画家 和歌山県美術家協会会長。 生年明治38(1905)年6月19日 没年昭和47(1972)年10月25日 出生地和歌山県 学歴〔年〕東京美術学校西洋画科〔昭和5年〕卒 主な受賞名〔年〕新文展特選〔昭和16年〕「蛾」,和歌山県文化賞〔昭和42年〕 経歴東京美術学校で西洋画を学ぶ。昭和5年に同校を卒業後、教員をしながら絵画の制作を続けた。15年和歌山県美術協会の創立に加わり、のち同会長。16年には新文展に「蛾」を出展し、特選となった。戦後は示現会や青甲会などに属して活躍。県展審査員を務めるなど、郷里和歌山県に根ざした創作活動が高く評価され、42年和歌山県文化賞を受けた。作品は他に、「根来寺の秋」などがある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by