木作村
きつくりむら
[現在地名]木造町 若宮・浦島・桜川、千代町・曙の一部
西は吉岡村、北東は上木作村、東は蓮沼村、田圃を隔てて南東は松岡村、南西は下相野村(現森田村)。
寛永二〇年(一六四三)上木作村より分離独立したというが(西津軽郡史)、当時このように称されたかは疑問である。天和三年(一六八三)の広須御新田所図に「小館」とあり、その後改称したと思われる。村名は二代藩主津軽信枚が亀ヶ岡に築城を企てた時、泥道で物資の運搬が困難のため、木材を敷いて道をつくったのが起源という(西津軽郡史)。作と造の字は混同して使用される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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