木屑(読み)コツ

デジタル大辞泉 「木屑」の意味・読み・例文・類語

こ‐つ【木×屑】

流れにたまった木のくず。こつみ。
「鳴る瀬ろに―の寄すなすいとのきてかなしけ背ろに人さへ寄すも」〈・三五四八〉

き‐くず〔‐くづ〕【木×屑】

材木を切ったり削ったりするときに出るくず。

こ‐くず〔‐くづ〕【木×屑】

木の切りくず。きくず。

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精選版 日本国語大辞典 「木屑」の意味・読み・例文・類語

こ‐つ【木屑】

  1. 〘 名詞 〙 水辺にうち寄せられた木屑やごみ木積(こつみ)
    1. [初出の実例]「鳴る瀬ろに木都(こツ)の寄すなすいとのきて愛(かな)しけ背ろに人さへ寄すも」(出典万葉集(8C後)一四・三五四八)

き‐くず‥くづ【木屑】

  1. 〘 名詞 〙 材木を切ったり削ったりするときに出るくず。
    1. [初出の実例]「此木屑(キクズ)より箸を削りて」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)三)

こ‐くず‥くづ【木屑】

  1. 〘 名詞 〙 木の切りくず。きくず。

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