こ‐つみ【木積】
        
              
                        - 〘 名詞 〙 木のくず。岸辺にうち寄せられた木くず。ごみ。こつ。- [初出の実例]「堀江よりあさ潮満ちに寄る許都美(コツミ)貝にありせばつとにせましを」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三九六)
 
 
            
		
                      
                    き‐づみ【木積】
              
                        - 〘 名詞 〙 炭坑で、採炭した坑道の天井岩を支えるために材木を井桁(いげた)に積むこと。また、その井桁。
 
            
		
                      
                    き‐つもり【木積】
              
                        - 〘 名詞 〙 工事に用いる木材の寸法や数量などを見積もること。〔日本建築辞彙(1906)〕
 
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    木積
こづみ
cogs; crib chock
        
              
                        天盤を支えるために多数の坑木を井桁状に積上げた一種の支保。井桁の中に廃石を詰めたものを実木積 (みこづみ) ,何も詰めないものを空木積 (からこづみ) という。主として炭鉱で用いられる。空木積は坑木支保,帯状充填などの切羽において,切羽の背後あるいは充填間に施して切羽の安全を保ちつつ,切羽面の進行とともに送り進めるのが普通である。実木積は主として,採炭跡における坑道の側壁を固めるために用いられる。廃石を詰めるのは盤圧に耐え,採掘跡への漏風を少くするためである。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内の木積の言及
    		
      【坑内支保】より
        
          
      …坑内の崩壊を防ぐことを保坑といい,保坑の目的で設けられる施設を坑内支保あるいは坑内支柱と称する。その種類は多いが,使用材料からみると木枠,鉄枠,コンクリートを流し込むコンクリート巻,コンクリートブロックを積み上げるブロック巻などに分けられ,形からみると打柱,三つ枠,合掌枠,アーチ枠,円形枠,木積(こづみ)などに分けられる。打柱は最も簡単な支柱で,1本の柱を立てるだけで坑木か鉄柱が用いられる。…
      
     
         ※「木積」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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