木本凡人(読み)キモト ボンジン

20世紀日本人名事典 「木本凡人」の解説

木本 凡人
キモト ボンジン

大正期の社会運動家



生年
明治21(1888)年

没年
昭和22(1947)年5月4日

出生地
大分県

本名
木本 正胤

別名
別名=青十字 凡人

学歴〔年〕
大阪歯科医専中退

経歴
早くから大阪に出て征露丸(クレオソート丸薬)の製造販売をしながら社会運動家と交流、運動を支援した。月丘浅香と結婚、のち岡部さとえと内縁関係を結ぶ。大正9年大阪に青十社を結成し青インク刷りタブロイド版の「青十字」を発行、部落解放運動を起こす一方、青十字凡人の名で「種を蒔く人」などに執筆する。10年日本社会主義同盟に参加、11年水平社の創立に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木本凡人」の解説

木本凡人 きもと-ぼんじん

1888-1947 大正時代の社会運動家。
明治21年生まれ。大阪で「征露丸」の製造・販売のかたわら社会運動家と交流。大正9年青十字社を結成し,部落解放運動をおこす。10年日本社会主義同盟に参加。11年水平社の宣伝演説会を青十字社主催でひらき,全国水平社の創立に力をそそいだ。昭和22年5月4日死去。60歳。大分県出身。本名は正胤。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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