木直
きなおし
天保郷帳にみえる地名で、尾札部の持場。現町域南東部にあたる。北東は太平洋に面し、立岩岬を含む海岸一帯は海崖が続き、木直川・白井川・ポン木直川などが太平洋に注ぐ。享保十二年所附に「一 知岸内 えけし内 (中略)ふしれへ ちうし うつたら石 大かち まかしか哥 木なをし けんようし」などがみえる。一七八〇年代の「松前国中記」に尾札部場所の小名として「キナヲシ、ホンキナヲ、ヒルカ浜」があげられ、「木直し、おさつべ、かつ汲、此三ケ所の沢、五葉松・
・桂其外雑木沢山有」と記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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